〈芸能界を引退することとなりました〉

 5月15日に突然の引退を発表した、歌手・女優の西内まりや(31)。その理由について「身内があるトラブルを起こしている」と記し、多くを明かさなかったが――。(全3回の1回目/続きを読む

(初出:「週刊文春 電子版」2025年5月17日配信。年齢、肩書は当時のまま)

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 福岡市出身のまりやは、12歳のときにスカウトされると、ティーン誌「二コラ」「Seventeen」のモデルとして少女たちのカリスマに。2014年に歌手デビューし、その年のレコ大最優秀新人賞を獲得すると、2015年には「10代の女子がなりたい顔ランキング」一位となった。女優としても、月9主演の座を射止めるなど、活躍を続けていた。

西内まりや ©時事通信社

2018年に大手事務所から独立

 順調だった芸能生活が一変したのは2018年のこと。スカウト時から所属する大手事務所「ライジングプロダクション」と契約を終了。直前には、当時の事務所社長の春日隆氏をビンタする騒動が報じられていた。

「有力事務所から独立したことで、テレビ、映画の仕事は一切無くなり、芸能界で干される状態となりました。それでも、その後は知名度とスタイルの良さを生かして海外ブランドのイベントに出演するなど、モデル要素の強い仕事にシフトしていました。2021年には業界のしがらみが少ないNetflixの『全裸監督2』にも出演しています」(スポーツ紙記者)

『全裸監督2』(Netflix、2021年)は4年ぶりの女優復帰作だった(西内まりやのインスタグラムより)

 そんな彼女に芸能界引退を決断させたものは何だったのか――。

背景にあった実姉のトラブル

 その背景には、実姉の深刻なトラブルがあった。

「実はまりやさんの姉は国内外で大手投資会社を経営する年上の資産家のA氏に対して、ロマンス詐欺のようなことを働いていたのです。A氏は詐欺での刑事告訴と、賠償を求める民事訴訟を起こす予定です」

「週刊文春」にそう明かすのは、A氏の親しい友人だ。