6月6日、脱毛サロン「ミュゼプラチナム」を運営するMPHが都内で会見を開き、同社の解散が決定したことを発表した。全店舗休業や給料未払いをはじめ、昨年11月から大混乱が続いていたミュゼプラチナム。一体何が起きているのか。騒動を報じた「週刊文春」の記事で振り返ります。
《内部資料入手》脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」給料が3カ月連続で遅配 ついに全取締役が解任された！
〈遅延分の給与支給についても対応を急いでおり、別日になりますが必ずお支払いいたします。大変申し訳ございませんが、日付が確定次第改めてご案内いたします〉
2月14日朝、〈資本及び代表者変更のお知らせ〉との通知を受け取ったスタッフのAさんは目を剥いた。数日前に「必ず来週にはお支払いいたします」とのメールを、三原社長名義で受け取ったばかりだった。
【記者解説】大手脱毛サロン「ミュゼプラチナム」“全取締役解任”の内幕とは？《大島正人会長が業を煮やして…》
2月15日配信の「週刊文春 電子版」が報じた「脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」給料が3カ月連続で遅配 ついに全取締役が解任された！」と題する記事。脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」で、従業員の給与が遅配するなどのトラブルが起きている実態を報じました。
“全取締役解任”の背景で何が起きていたのか。取材を担当した西山記者が解説します。
「私は“なんちゃって会長”。報酬は200万円しか…」ミュゼ運営会社会長・大島正人氏が初めて語った「クーデターの実態とミュゼの今後」
スタッフへの給料未払いやテナント料の滞納を経て、今年3月21日に全店の一時営業停止を発表した、脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」。2月には運営会社「MPH」の三原孔明社長が解任されるなど、経営権をめぐって激しいつばぜり合いが繰り広げられた。
そんな中、三原氏解任の“黒幕”とされる人物が、騒動後初めてインタビューに応じた。MPH会長の大島正人氏である。
「死人が出る」「泣きながらパパ活」脱毛サロン「ミュゼプラチナム」スタッフの悲痛な叫び〈前社長の釈明DM入手〉
「先月からキャバクラで働き始めました。夜職はもちろん初めてです。会社が払う、払う、と何度も言ったから信じてきたのに、すべて裏切られた。惨めな思いでいっぱいです」
中部地方で働くミュゼスタッフのAさん（23）は、すすり泣きながらそう吐き出した。
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「ふざけるのも大概にしろよ。やっと失業保険の認定日だったのに、給付してもらえないって。ホントに殺す気かよ」
4月中旬、大手脱毛サロン「ミュゼプラチナム」の社員・Aさんは、SNSにそうぶちまけた。
