昨期まで立ち技格闘技「RISE(ライズ)」で“美しすぎるラウンドガール”として話題を集めたタレントのぽぽちゃん。実は高校生時代から東京ドームのビール売り子として働いていた過去を持つ。
レースクイーンから女性アナウンサーまで、芸能人を数多く輩出する仕事としても知られるが、その内情はかなり過酷。アザだらけの肉体労働、厳しい出勤調整、バチバチの人間模様まで赤裸々に明かしてくれた。(全3回の1回目/2回目に続く)
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時給1500円につられて応募…ビール売り子を始めたきっかけ
――ぽぽちゃんが東京ドームでビール売り子のアルバイトを始めたのはいつですか?
ぽぽちゃん 高校2年生です。当時は普通の高校に通っていたんですが、その頃から勉強より違うことがしたいって思っていて。高校はアルバイト禁止だったんですが、受験から逃げるようにバイトを始めました。
アルバイトの求人を見ていた時に、普通なら時給が高くても1000円とかじゃないですか。でもビール売り子の求人は時給1500円って書いてあったんですよ。「うわ、高い。よしここに行こう」と思って応募したんです。行ってみたら時給じゃなかったんですけど(苦笑)。
――高校生でもビール売り子になれるとは知りませんでした。
ぽぽちゃん 高校生は働くのが22時までなんです。22時を超えそうな時は早めに身支度を終わらせて帰ります。ただ高校生自体は少なかったですね、私が働いていた会社では私ともう1人くらいでした。
野球のルールは全然わからず…「『打って、走ってるな』みたいな感じ」
――野球自体は好きだったんですか?
ぽぽちゃん 全然興味なかったです。売り子として球場で数年見てましたけど、ルールもわからなくて「打って、走ってるな」みたいな感じでした。売り場は2階席だったんで、選手の顔も見えなかったです。
――ビール売り子は基本給と歩合ですよね。
ぽぽちゃん そうです。基本給は1000円くらいでした。だから球場に行っただけで、ビールやサワーを売らないと1000円つくだけです。