日本を震撼させた平成の凶悪事件。事件後に流れた歳月は犯人・遺族の心境にどのような変化をもたらすのか。ノンフィクションライター・小野一光氏が現場を歩く連載「平成凶悪事件と『その後』」。今回は、平成17年の大阪姉妹連続殺人事件に迫った記事を一挙紹介します。[全4本]
2005年11月17日、大阪市浪速区内のマンションで、上原明日香さん・千妃路さんの姉妹が殺害される事件が発生しました。その犯行内容は酸鼻を極めるもので、同時に、犯人の山地悠紀夫の行動には不可解さも目立ったといいます。
2023.07.28
二人の娘を突然うしなった母「18年はあっという間。1日たりとも忘れることはない」
事件から18年がたった2023年の4月、小野氏は姉妹の母・上原百合子さんのもとを訪れました。百合子さんは明日香さん・千妃路さんへの思いや、犯人が死刑になったことへの思いを少しずつ打ち明けました。
2023.08.04
「マンション待ち伏せ殺人事件」の深層 犯人は少年時代に母を殺していた
姉妹を殺害した山地悠紀夫は、どのような人生を辿ってきたのか。16歳の時、実の母親を殺したという衝撃の事実を起点に、小・中学生期や女性関係をさまざまな証言から掘り起こしていきます。
2023.08.11
凶悪事件が未来に残した教訓 なぜ二度目の殺人を防げなかったのか
山地が実の母を殺害した際、少年審判での付添人となった内山新吾弁護士。死刑判決ののち山地から届いた手紙と、現在でも悔やんでいることについて、小野氏へと語りました。
2023.08.18
